過去をなくした花嫁

父の死後、仇敵への復讐に燃え故国に舞い戻ったステファンは負傷してノルマンディーへ戻る海上、漂流していた娘を助ける。九死に一生を得たものの、その美しい娘は記憶をすべて失っていた。アンと名づけ、城で共に穏やかな時を過ごすうちステファンは彼女が自分に恋心を抱き始めていることに気づく。だが彼は冷たい言葉を投げつけた。「わたしが品性の劣った人間なら君を愛人にするところだ」けっして誰も愛さない―そう心に誓っていたから。やがて、アンがステファンの愛人だという噂が立ち、彼は形式的な結婚を申し込むが…。


アン・ヘリスの新刊。微妙に薄いせいか
値段がいつもより200円ほど安い780円。他にも理由はあるのでしょうか?

結婚のために復讐はやめようと決めるステファンはえらいです。
どうしようーどうしようー。とウジウジな悩むような人間ではないです

久しぶりに「ヒストリカル」らしい「ヒストリカル」。
ゴージャスで、舞台が古いお話を読んだような気がします。
が、やっぱり短いですかね。展開がのっぺりとしている部分はあります
名作とはいえないと思いますが、アンヘリスとて外すことはあるでしょう

最後に、キレイで財産のある女性は大変だなーと思いました




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| アン・ヘリス | 10:29 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

聖なる騎士

母亡き後、父とエルサレム巡礼の旅に出たカトリーヌは長く苦しい旅路の果てに父をも失った。フランスへの帰途、山賊に襲われたところを救ってくれたのは、アランと名乗る十字軍遠征帰りの騎士だ。道中の危険を案じたカトリーヌは、アランに同行を頼むが、はたしてどこまで彼を信じていいのか迷う。父が聖都で手に入れた、全キリスト教徒の宝である聖杯は、なんとしてでも邪悪な者たちから守り抜かねばならないのだ。しかし、ほどなく聖杯をめぐる醜い争いに巻き込まれ、カトリーヌはアランに秘密を告白せざるを得なくなった。


作者 アン・ヘリスは好きなのですが
癇癪もちのヒロインや「聖地」もののストーリが好きではないので
敬遠していましたが
読み始めると止まらなかったです

「聖杯が本物であるかどうか」

当初カトリーヌは
聖杯を手に入れた過程を保持しているということが
大事であると考えたのですが
これは読み手にとっても非常に分かり易い話だと思うのです
経歴がしっかりしている 遺物というのは
評価しやすいです

が、
ラストびっくりしました。
なるほど……何千年の時を経ても……
このあたりは是非実際読んでみて

なぜこれが聖杯なのか

というアン・ヘリスの謎解きを是非読んでみてはと思います
ミステリー系が好きな人向きです
聖戦系ではないです
血みどろの話は……あんまりないので
大丈夫です




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| アン・ヘリス | 21:40 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

反逆者の娘

スコットランド貴族の娘アン・マリーはイングランド最北の地に幽閉されていた。彼女は父親が敵国に差し出した人質だったのだ。小さな城の、塔のいちばん上の部屋で、彼女は息を殺すようにして生きてきた。ある晩、いつものように十字架に向かって祈りの言葉を唱えたあと、唯一の窓である細い石壁の隙間に顔を近づけ、外を覗いた。「どうか」彼女は言った。「どうか自由の身になれますように!」声が天に届いたのだろうか、その瞬間、夜空に流れ星が光った。


カバー絵はエリザベスシーズンということを意識してか
ハーレクイン系にしては珍しく
首元の飾り襟がピエロのようであります
当時の流行なのでありましょうか

アン・ヘリスの作品にしては
すれ違いが多い作品であります
やることなすこと裏目に出るのでかなりイライラします

やっぱりラブラブ、仲良しのシーンが少ないというのは
悲しいことであります
カップルの両方が癇癪持ちのロマンス小説でもOKという方にお勧めです



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| アン・ヘリス | 07:24 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

愛を知らない侯爵

急病で主を失ったホーン一家に、立ち退きの日が迫っていた。
そんな折、大叔母から長女のマリアンに来て欲しいと手紙が届き、
マリアンはすぐに大叔母の館に向け旅立つことになった。
途中、青い瞳のハンサムな紳士と目が合っただけなのに、
不思議に強く心引かれた。
マリアンを待ちわびていた大叔母は、彼女の到着草々
誰かに命を奪われていると不安げに打ち明けた。
マリアンが散歩をしながら事件に思いを巡らせていると
先日の青い瞳の男性とでくわした。
なぜ、あのときの男性がここに?
男性はドルーと名乗ったが……


先月のアン・ヘリスの本は「主人公がが貴族じゃないからイヤ」と
思ったのですが
今月の主人公は侯爵であります。
しかし、急に叔父が亡くなって急になった侯爵なので
あまり貴族・貴族はしていません
どちらかというと、軍隊系の主人公です

全体を通してミステリー色が強いロマンス小説です
愛のシーンより謎解きシーンが多いです
エッチなシーンは殆ど無いので(キスだけ)小学生でも読めると思います

ただ犯人はすぐ分かってしまい、
ラストは追い詰めるシーンとなります

ロマンス小説とミステリー小説半々ぐらいの
本をお探しの方に
アン・ヘリスの本はハズレの確率が非常に低く安心して読めます
が、今回はアンヘリスの本としては
ちょっと当たらなかったカナと思いました




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| アン・ヘリス | 16:03 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

名誉の問題

これは男の名誉の問題だ。たとえ不釣り合いな相手であろうと―。ナポレオンとの戦から帰国したヴィンセント・カールトン卿は、親友にして戦友ジャックの妹との結婚を決意した。戦場で死を目前にしながら、ジャックは仲間五人に約束させた。“ぼくが死んだら、このなかの誰かに妹カシーの夫になってほしい”五人は藁くじを引き、ヴィンセントが当たりくじを引いた。カシーとはまだ彼女が少女だったころ、一度だけ会ったことがある。美女に育ったとは思えないが、生き生きした瞳は忘れられない。彼女に事情を明かさず、結婚にこぎつけることが肝心だ。彼は入念に計画を立てて、カシーを田舎の館に招いた。


またわらくじで花嫁を決めてしまいましたか……
文庫版の表紙は素敵なのですが
新書版は何故か嫌らしさが漂っていて
嫌いであります

英題が
a matter of honour
となっていまして、全面的に「名誉」がテーマになっています

途中途中、読み手がぴっくりする展開を挟みつつ
二人の幸せな結婚に進んで行くのは読んでいて好感が持てますが
少々「強引に綺麗にまとめすぎていませんん???」
と思う部分もありました

素直に人のいったことが信じられる方に



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| アン・ヘリス | 08:25 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

謎めいた伯爵

ロザリンは父が遺した壮大な屋敷で、田舎暮らしを楽しんでいた。
27歳になった今、結婚願望がないわけではないけれど
男性に頼るだけの生活には興味がない。
ある日、散歩をしていたロザリンは見知らぬ男性に声をかけられ、
それがひと夏のあいだ、隣りの館を借りることになった
隣人だと知る。
その日の夕食に招待され、つい誘いを受けたものの
ロザリンはなぜだか一日中不安をぬぐり去れなかった
ハンサムで身なりも立派だけれど、彼はとても危険な香がする……。
不吉な予感は的中した。翌日、叔母から思わぬ事実を聞いたのだ。
数年前に起きた殺人事件に、あの男性が関与していたですって?


ハーレクイン300号記念本であります
カバーからしてキラキラして素敵。絶対にハズレはない!
と思って購入しました。
珍しく作者のメッセージが入っています
アンヘリス女史の思いが伝わって来ます

「書きあがったとき一つの単語の修正も必要無いといわれた」

というのは初稿から本当に完成度が高かったのだと思います
実際読んでいて完成度は高くキラキラ度も満足のできであります
ダミアンという敢えて不吉な名前を持ってくるところも
アンヘリス女史の隠し味でありましょうか

ミステリー部分は簡単にできていまして
「犯人はあの人では???」
とかなり分かりやすくできています
悩み続けるような展開では無く、
そうした中で「実はこういうことも……」と
読み手を唸らせる内容もたくさん入っています

確実に楽しめる一冊だと思います





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| アン・ヘリス | 08:58 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

完全なる騎士

12世紀、フランスはエレオノール女王の宮廷。ここでは日々、廷臣たちが貴婦人に詩と花を捧げ、恋の駆け引きに興じている。その噂はヨーロッパ全土に轟き、“愛の宮廷”と呼ばれるほどだ。女官アレインも女王の庇護を求めて、この宮廷に身を寄せた。しかし彼女は男女の愛の戯れになど興味はなく、むしろ、どんな男性も愛せない秘密がある。そこへイングランドから折り目正しい騎士がやってきた。聞けば、ヘンリー2世の使いだという。彼の放つ磁力にアレインはたちまち吸い寄せられ…。


設定が王道すぎるかなと思いました
ただ流石はアン・ヘリス女史。非常に無難にまとまっています
ただもう少しアレインの汚い部分
描いて欲しかったなと思います
男性不審? といいつつ結構早い段階に
ラルフに惹かれておりますので
おろろ? と思いました

ロマンス小説初心者向きの本だと思います
上級者には少々物足りないかもしれません




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| アン・ヘリス | 13:49 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

花嫁の身代金

エリザベス女王没後のイギリスは、内政も外交も揺れていた。適齢期を迎えたデボラもそのあおりを受け、今や協調国となったスペインの貴族、ドン・マノラ・コルテスの息子ミゲルとの婚約が進んでいる。ところが、宮廷の仮面舞踏会で出会ったド・ヴィア侯爵が、尊大にもミゲルの悪行をデボラに訴え、結婚を取りやめるよう忠告した―ご丁寧にキスまでつけて!宮廷一の美貌を誇るド・ヴィア侯爵は、いわば国王専属の海賊で、彼女からすれば、ならず者にほかならない。彼はミゲルを憎んでいるのか、吐き捨てるように言い放った。「警告しておこう。コルテス家のものであるならわたしはなんでも奪い取る。ミゲルの花嫁も例外ではない」。


やはりアン・へリスの作品は
外れなく読めて嬉しい。
「侯爵」と一言にいっても
意外と放蕩者、大金持ちの設定が多く
まじめに国王の下で働いている侯爵というのは少ない。
というか今回が始めてであります。

ニコラスは海賊を組織し、
国王のために働く日焼けした大柄の男性。
カバー絵の顔は好み、いやハンサムではなくちょっとがっかり。
身元正しい、処女の花嫁をめぐって繰り広げられるやり取りは
ドキドキ・ハラハラ。
王道的ストーリーで特にニコラスの城は壮麗で
夢広がるお話でありました

難しいミステリーなどはありません。
単純に面白い。楽しめるロマンス小説です



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| アン・ヘリス | 11:22 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

花嫁の命運

メリッサは父に愛された記憶が無い。
美しい娘に成長すると父の暴力はやんだが、
彼女を悪名高い公爵に嫁がせるという目論見を知り動揺していた。
そんなある日、森の中でロブと出会って夢のようなひとときを過ごし
二人は将来を誓い合った。
しかし求婚のために館を訪れたロブに
メリッサは残酷な言葉を投げつけた。
別れを告げなければロブを殺すと父に脅されたからだ。
いとしい恋人は瀕死の重傷を負って追い払われた……
数ヵ月後、失意のうちに館を逃げ出したメリッサは山賊に襲われる。
皮肉にも彼女を救ったのは、顔の赤い傷跡も生々しいロブだった。


アン・ヘリスの最新作、買わなければ……と思ったものの
解説文を読んで「え、ロブは貴族じゃないの?」
と魅力を感じず、何度も買うのをやめました

読み進めていくと分かるのですがロブは騎士の息子で
領地持ちの跡取なのですね。その辺書いておいてくれれば最初に手に取った時
買ったのに……先だって
道化師は恋の語り部で良く分からない設定の
主人公に心情的に入れないので警戒していました

王道的なロマンス小説ではなく
立身出世? 的ストーリーです。
出会って、分かれて、出会って、分かれて
メリッサのおばか具合に少しイライラしつつ
二人が和解していく 

人間はやはり許しあうことが必要だなと思いました



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| アン・ヘリス | 11:13 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

ハーレムの花嫁

地中海を渡る途中、エレナの乗った船が海賊に襲われた。父を失い、弟と生き別れて、彼女はオスマン帝国のハーレムへ売り飛ばされた。ハーレムの主スレイマンは、イングランド貴族を母に持つ男。異教徒など野蛮だと思っていたエレナから見ても、彼は知的で洗練された美丈夫だった。しかし、国へ帰してくれと必死にすがるエレナに、スレイマンは非情にもこう言い放った。「決してここからは出られない。おまえは私のものだ」。



文庫版での購入でした
表紙の絵が綺麗。
大好きなアン・ヘリスの作品です

イギリス貴族の娘がハレームに売り飛ばされて起こる数々の出来事。
特に結婚後、ラストに向けて数ページの展開から目を離せません
スレイマンとエレナの恋の行方。
ラストも読者が納得の綺麗なものでした。
ただハーレムに残された「話し相手」として選ばれた方々の
行方はどうなったの?? 等々個人的な疑問は残りましたが
傑作といっても良いと思います



アン・ヘリス

師として働くうちに生来の想像力が鍛えられ、小説執筆の道に開眼したという。イギリスのハーレクイン社から最初の作品を出したのは1981年。以来、約30作のヒストリカル・ロマンスを刊行している。イギリス摂政時代の社交界、中世の古城、オスマン帝国のハーレムと、さまざまな舞台を背景に描く実力派。英ケンブリッジ在住


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| アン・ヘリス | 14:12 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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