愛の調べによせて

宿命に翻弄され続けたペレイユ一族。多くのときが流れた今、いわくのあるその血も薄れ、夢を追うことより、現実を生きることこそがむずかしい。たった一人の肉親であった兄が謎の男に命を奪われ、よるべない身となったジュヌヴィエーヴは、復讐を誓って故郷の地モンサルヴァを離れた。祖父から贈られたリュートをたった一つの友として。ペレイユ一族の死を願う者がいるとすれば、それはパリにいる国王をおいてほかにいない。そして、手をくだしたあの黄金色の髪の暗殺者も。やがて念願かない、ジュヌヴィエーヴは暗殺者ウルフラムと再会する。しかし、兄のかたきの虚ろな心が彼女の心を惑わせた。からっぽで孤独な心―なんて悲しい人かしら。憎いはずの男だけれど、あの心を愛で満たしてみたくなる…。


ユニコーンの花嫁
そして
誓いの真珠
から更にキラキラ度が下がる作品となります
王家の伝説の最終話になります

財産の殆どを失ったジュヌヴィエーヴと
ロマンス小説で三人目の「童貞」ウルフラム。
ただ、昔は修道士の誓いを立てると女性に触れてはいけなかったわけですから
ウルフラムのような人間はそう珍しい存在ではなかった筈です
↑前に発見した二人は一般の
 禁欲が義務の人間では無いので、童貞はすごく驚きでありましたが

クレア・デラクロワはこの本を書く時
この三話目、悩んだのかなと思いました
前作が親・子と続いたのに
今作はそれから更に二代下の最後の一人が主人公であります

が、ラストを読んでこの部分がないと
やはり「王家の伝説」は終らない
全体としてハッピーエンドにならないのだなと思いました

ここまで三作読み進む方はとても大変だと思います
完全読破しました!!! という勲章が欲しい方に
お勧めであります
ただ、三作中一番暗いであります
その部分覚悟をして読めばかなり楽しめるのではと思います



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| クレア・デラクロワ | 13:28 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

誓いの真珠

ペルシャではぐくまれた一粒の真珠今、風にさらわれて西へ旅する―。モンゴルの草原を駆け抜ける黒い疾風と呼ばれる戦士がいた。その動きは風のように素早く、相手の気づかぬまに喉をかき切る…。戦士の胸には大きな緋色の十字の印があった。それこそは、はるか昔に失われた伝説のフランス王家の血を示すもの。だが、戦士はいまだ知らなかった。自分の血を。自分の背負った宿命を。ある日、戦士は一人のペルシャ人の娘を町からさらってくる。“口から真珠を生み出すとは魔女かもしれぬ…”それでも戦士は娘を自分のものとし、ながらく感じることのなかったささやかな安らぎを得る。運命の歯車は回る。やがて戦士は汗(ハーン)の命を受け、はるか西方、生まれ故郷であるフランクの地へと旅立つことになる。義兄弟であるモンゴル戦士と、ペルシャの娘キアラをともなって。ティエリー・ド・ペレイユの、おのが運命を知る旅が始まる。十三世紀半ば、大モンゴルで己を試していたペレイユ家の一人息子ティエリーは、運命に導かれて故郷へと帰っていく…。フランスの失われた王家の末裔の、恋と冒険と決断を描いた三部作。


ユニコーンの花嫁からぐっと草原臭くなります
というか一度読んだ時はキラキラ度があまりに低いので
本当にロマンス小説なのだろうか??? と悩んでしまいましたが
二度読み返すと、クレア・デラクロワの執筆に対する
深い姿勢が見えてきます

モンゴルの戦士が求愛する姿や
言葉が通じない二人が必死にコミュニケーションを取る姿は
正に原始のロマンス小説でありましょうか
泥臭い話が苦手な方は止められた方が良いかと思います





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| クレア・デラクロワ | 13:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

ユニコーンの花嫁

十三世紀半ばのフランス、ランドック地方。この地方でもっとも力のあるペレイユ家の当主の結婚が決まった。花嫁は、貧しい騎士の養女として育てられたアリノール。不つり合いな縁組に疑問をいだくものが多く、花家も不安を感じていた。知る人もいない、いかめしく不気味な要塞のような城で、まだ会ったこともない夫と暮らしていけるのだろうか。アリノールの不安は、結婚式の祭壇の前で頂点に達した。現れたのは、山羊飼いに伴われた一本角の山羊。まさか…この山羊が夫だというのではないでしょうね。


山羊が花婿??? という状態で話がはじまるのでありますが
丁寧に読んでいると、
ペレイユ家の本当の当主が誰なのか
結構簡単に分かります
↑一度目読んだ時は全く分からず
 二度目は、あ、こんなにヒントがあったんだと驚きました
 流し読みは後々損をします!

王家の伝説シリーズの一作目でありますが
他二作に比べて一番キラキラ度が高いといえます
時間をかけてゆっくり読んで欲しい本であります
丁寧な描写はクレア・デラクロワならではでありましょうか
ゆったりとした休日の一冊にお勧めであります





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| クレア・デラクロワ | 13:20 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

夜が来る前に

12世紀初頭のフランス、ブルゴーニュ地方。
孤独な騎士イヴ・サン=ルーのもとに、女が訪ねてきた。
粗末な衣服に器量も人並みだが、紛れもない貴婦人のようだ
その証拠に、眼には知性をたたえて輝いている。
ガブリエル・ド・ペリコーと名乗るその女は言ったー
指揮官を失った前のペリコーの領主の軍をあなたに率いて欲しいのです
ある強欲な男に奪われた、わが領土を取り返すために。
もしも、願いを叶えてくれたら、私をあなたにさしあげましょう


夜ごとの誘惑

を読んでこう疑問に思った人は多いのではないでしょうか

「イブはどうなった???」

この本は
夜ごとの誘惑
姉を狼に食われてしまったと思っていたイブ
の物語であります
実はこの物語大分前に読んだ事があったのですが
複線が??? ??? でありまして
夜ごとの誘惑、そして夜は甘く妖しく
を読んだ後でないと意味が通じない部分が多々あります
↑完全に楽しめない

二作を読んだ後で読み直すと意味が全部通じます。
シリーズ3作の中で一番面白いのはこの本でありましょうか
でも2作を読んでからでないと面白さが通じないかと思います

カバー絵の二人の絵は髪の色がイブが金、
ガブリエルが黒が正しいであります
↑文庫版カバー絵は完全逆
 新書版が正解

でもイブの端正な美しさと言うのはヒシヒシと伝わってきました
昔は庶子というのは冷遇されていたんだなあと
思います
本によると庶子は騎士になる資格がないと書いている物もありますが
イブは姉を失った悲しみから立ち直り
伯爵の指揮官として身を立てています

ただ、ペリコーの領土関連は作者も混乱しているのか
一部前作との齟齬がありますが、細かい部分なので
読み流すと宜しいかと思います

非常にあたりの一冊だと思います
端正な男性が愛を尽くす姿を是非ご堪能下さい★






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| クレア・デラクロワ | 13:14 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

夜ごとの誘惑

十字軍遠征からの帰り、ロルフは美しい瓶を見つけた。黒い瓶はたいそう変わっていて、ひと目で異国の作りとわかる。彼は好奇心を抑えきれなくなり、城に帰りつく前に瓶の栓を開けた。するとあろうことか、中から煙とともに魔女が現れたではないか!魔女はロルフへの贈り物だと言って、不気味な森をすばらしい宮殿に変えた。だが目の前の出来事が信じられない彼は、魔女を罵倒し、怒りを買ってしまう。そして呪いをかけられ、昼間は狼として生きることを余儀なくされる。この呪いは愛によってとけるとか…。折しも、狼の群れに襲われた貴婦人がロルフの夜だけのすみかである宮殿に、助けを求めてきた。


しまった……ついうっかりSFを買ってしまった……と
買ったまま放置していたのですが
読むものがなくなったので
仕方なく読むことに

予想外? ロマンス小説のSF系では一番面白かったです

「愛の恵によりて、呪いが打ち砕かれんことを!」

といって愛を交わしてものろいが解けない時は
おろ? と思いました
ロルフも慌てていましたが
読み手としても、え、なんで? 普通これでのろいが解けないと
話が進まないのではと
悩んでしまう部分がありました

最終的には勿論呪いが解けるのですが

○○をすれば呪いが解ける!

といった杓子定規的でないストーリーで
最期までかなりドキドキしました
ハッピーエンドになってよかった……そう思わせるストーリであります



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| クレア・デラクロワ | 13:35 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

夜は甘く妖しく

父亡きあと領地アノシーを女手ひとつで守ってきたメリサンド。父親の訃報を聞き、サイェルヌの地に戻ってきたクイン。どちらも正式な領主となるには、地域を統轄支配する大領主に認められなければならない。その大領主に呼びつけられたふたりは、ある命令を下された。今夜すぐにも、婚礼の儀式を執り行うこと。夫婦の契りを結ばなければ、領地は没収となる。だが、クインが近隣でも有名な極悪非道の領主の息子と知り、メリサンドは決意した。彼には指一本触れさせない、と。


クインの表紙の絵は間違っているであります
彼の髪は栗色であります
メリサンドの髪も腰まであるはずでありますが……

細かいつっこみはさておき
表紙のクインはハンサムであります。好みであります

確かに二人の結婚は大領主からの無理やりでありますが
そうせざるを得ない。それが最高の解だということが
ストーリーを読み進む内に分かっていきます
夫婦喧嘩のシーンもあちこちにあるのですが
読んでいて不愉快になることはないです
むしろ? ラブラブだなあと思うことが多かったです

全体構成として綺麗にまとまっているので
きっちりとした小説がお好みの方にお勧めです




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| クレア・デラクロワ | 13:29 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

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