
2008.08.31 Sunday
恋と剣
九世紀半ば、フランスはピカルディー地方―有力貴族を父に持つシーアが妹とふたり、川辺で薬草摘みに興じているところに一艘の小舟が忍び寄る。中には野蛮なバイキングの姿があった。男たちの目的は、女性を誘拐して自国に連れ帰ること。敵に襲われて奪取された女たちの代わりに妻にしようというのだ。妹は逃すことができたが、シーアは敵の手に落ちてしまう。幸い、賊はバイキングではなかったものの、賊の首領、北の鷹と呼ばれる男はシーアの身分に気づかず、彼女に不当な仕打ちをしようとする。
ハーレクインヒストリカルの
記念すべき一冊目の本です
文庫化、復刊もされている本なのですが
非常に珍しいです。前半部分。ヒロインは強引に押し倒され
尚且つ奴隷にされてしまうという展開は
えーーーーーと思いましたが
読み終わってみるとそうした「激しい愛」の部分の方が
心に残った事に気がつきます
前半と後半と舞台が違うだけでなく
二人の愛の形も大きく変わっていきます
何度読んでも楽しめる名作だと思います
奴隷の身分からシーアを解放する際
ホークが
「わたしたちの間にあるものは変わりはしない
民の生活を考えなくていいのなら、生涯きみと暮らしたい。
物質的には苦しくても、それは最高の贅沢だ」
ということがあるのですが
それは絶対にできないことと分かっているので
シーアは引き下がるのですが
ちょっと泣きそうになりました
感動の一作だと思います
ヒストリカルの一冊目だから、きっと素晴らしいものが選ばれたのだろうと
想像していましたが
予想以上の名作でした

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